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私立高無償化に合わせ、授業料補助の対象拡充 年収910万円未満世帯に 兵庫県

兵庫県は2020年度、国が導入する私立高校の授業料実質無償化に合わせ、授業料補助の対象を独自に広げる。
国が年収590万円未満の世帯を対象にするため、県は年収590万円以上910万円未満の世帯に最大10万円を補助。
無償化対象世帯にも、県内の平均授業料に合わせて国の補助額に1万2千円を上乗せする。県内の私立高校生約4万人のうち6割に当たる約2万4千人が対象になる見込み。
国は現在、私立高校生の経済的負担を軽減するため、世帯の年収に応じて授業料の一部を就学支援金として助成。
県は年収の目安が590万円未満の世帯に対し、この支援金に補助を上乗せしている。
4月から590万円未満の世帯で支援金が引き上げられ、実質無償化(支給額39万6千円)となるため、県は不要になった負担分を財源に590万~910万円未満の世帯に補助を広げる。
国が以前から支給している支援金(同11万8800円)に上乗せする形で、590万~730万円未満の世帯に10万円、730万~910万円未満の世帯に5万円を補助する。
一方、県内私立高校52校の授業料の平均額40万8千円は、国が無償化の根拠とした全国平均授業料39万6千円よりも高いため、590万円未満の世帯にはこの差額の1万2千円を上乗せする。(2020年2月20日神戸新聞NEXTより)